全民救に出動要請【東京交通新聞(4月25日 月曜日掲載)】

一般社団法人全民救患者搬送協会(神奈川県小田原市、野口 良一会長)は、今回の熊本地震 に関係して、同県のDMAT (災害派遣医療チーム)から20日、民間救急車両20台の出動要請があったことを明らかにし た。 その後、自衛隊による対応が可能という連絡が入り出動自体 は見送られている。

宮崎では受け入れ、搬送業務で活躍

宮崎県と防災に関する協定を 締結している全民救宮崎支部のオーシャン(中村敏和社長)では16、17の両日、同県のDMATの要請を受け、自衛隊へリなどで熊本県内の病院から空輸された入院患者らを消防救急車などとともに宮崎県内の病院に搬送する業務に従事した。
地震によりスプリンクラー(建物の天井などに取り付ける消火用の自動散水装置)が破損した病院の入院患者らだったという。 全員救本部では、水や粉ミルクなどの支援物資についても宮崎支部を通じて被災地に届けるという。

 

東京交通新聞4/25掲載記事