全民救とは
全国民間救急サービス事業者連合会についてご紹介します。
会長挨拶
近年、救急業務は増加の一途をたどり、すべての国民にとって、ますますかけがえのないものとなっています。しかしながらその一方で、一部の人たちによる自己中心的ともいえる救急車の利用法があるのも事実です。そうした実情を背景にして、現在、救急需要への適切な対応方法や救急隊員の負担軽減などの確立が急がれています。
「民間救急サービス」を提供している事業者は十数年前からありました。私もその一人です。その間、何人もの人に「民間救急ってなに?」という質問を受けました。それに対して答えはするものの、「民間救急」の明確な定義がないため、自分自身も質問をした方もいまひとつ納得がいかないという場面に何度も出会いました。そしてそのたびに、「民間救急サービス」とは何かを確立したい、進むべき道を明確にしたいという思いを持ち続けてきました。そんな中、平成17年4月1日、同じような思いを持つ事業者が集まり、全国民間救急サービス事業者連合会(全民救)は生まれたのです。
全民救の初仕事は、「民間救急」の定義づけをし、進むべき道を明確にすることでした。そこで私たちは、いわゆる福祉タクシーと区別し、乗務員が2名以上で患者を介護しながら搬送する仕事を医療系の搬送事業とし、「医療系STS(スペシャル・トランスポート・サービス)の運行をもって民間救急サービスとする」としました。
とはいえ、法律では、「民間救急」にあいまいさを残しているのが現状です。また、米国を初め、諸外国の救急医療から大きく遅れをとっているのも事実です。
21世紀の日本の真の救急医療のあり方を追求していくため、今後このあいまいさをなくし、公と民が協力していくことが必須と考えています。傘下のような存在では民間救急サービスの技術向上と発展性はそがれてしまうのです。
最後になりましたが、全民救は、日本の民間救急の未来に危惧感は抱いていますが、独自路線を走る団体ではありません。今後の私たちの活動に大いにご期待ください。
平成17年8月1日
全国民間救急サービス事業者連合会会長
野口良一(有限会社関東福祉車輌代表取締役社長)






