横浜検疫感染症対策総合訓練に神奈川民間救急サービスが参加

横浜検疫感染症対策総合訓練

日時:平成29年11月29日(水)9:00〜12:30
場所:横浜港大さん橋 A バース 「ロイヤルウイング」

「新型インフルエンザ疑い患者」に対する検疫処置及び関係機関との連携確認。横浜検疫所・横浜海上保安部・神奈川警察本部横浜水上警察署・横浜消防局・横浜市港湾局・横浜税関・東京入国管理局動物検疫所横浜市立市民病院・神奈川民間救急サービスによる実動訓錬。

 

実動訓練の想定

横浜港を出港後、X国A港に寄港し、横浜港に帰港するクルーズ船Q号から船内に肺炎を発症しているとの通報が横浜検疫所に入る。

日本人男性 (隔離)

船医による聞き取りの結果、重症の「新型インフルエンザ疑い患者」と決定。検体採取後、陰圧バッグヘ収容しストレッチャーにて下船。

横浜市消防局にて横浜市立市民病院に搬送。

クルーズ船Q 号看護師 (隔離)

医務室において日本人男性の対応を行った看護師が、その後発熱及び呼吸器症状が出現。 問診後中等症の「新型インフルエンザ疑い患者」と決定。

陰圧フードを装着し車いすと介助歩行にて下船。

パトカー先導のもと神奈川民間救急サービスにて横浜市立市民病院に搬送。

日本人男性の妻 (停留)

新型インフルエンザ疑い患者と接触。健康状態は良好だが「濃厚接触者」と決定。そのため停留施設に移動し様子見となる。
*視覚障害があるため筆談にての問診となる。

乗船中の乗客は健康監視対象者として質問票を回収し体温確認 (サーモグラフィー使用)し下船。

医務室及び客室の消毒。隔離対象者の荷物の検疫所職員による代理通関手続きなど。  健康監視対象者の入管手続きなど終了し、個人防護服の脱衣。

以上が実動訓練の概要です。 参加者 佐藤 ・ 土井・ 新井 ・ 島田